愛犬のもしもの迷子に備えて。マイクロチップのメリットと意外な落とし穴

  1. はじめに:愛犬を守るためにできること
  2. マイクロチップとは?その仕組みと登録制度
  3. マイクロチップのメリット
  4. マイクロチップのデメリットと注意点
  5. QRコード付きスマート迷子札との併用がおすすめ
  6. まとめ:愛犬の安全のために今できること
  7. 参考資料

1. はじめに:愛犬を守るためにできること

私にとって愛犬は大切な家族の一員です。もしも突然いなくなってしまったらと思うと、不安でたまりません。そんな"もしも"に備える手段のひとつが、マイクロチップの装着と登録です。この記事では、マイクロチップの仕組みや利点、注意点を整理しつつ、私自身が感じたリアルなメリットと併用すべき迷子対策についてお話しします。

2. マイクロチップとは?その仕組みと登録制度

マイクロチップは、直径約2mm、長さ約10〜12mmの円筒形の電子タグで、ペットの首の後ろ(肩甲骨の間)に専用の注射器で埋め込まれます。内部には15桁の個体識別番号が記録されており、専用リーダーで読み取ることで、その犬がどこに登録されているか確認できます。

日本では、2022年6月以降、販売される犬や猫へのマイクロチップ装着と登録が義務化されました。登録は環境省が指定するサイト(https://reg.mc.env.go.jp/)から行い、飼い主情報や住所変更なども反映させる必要があります。また、民間の登録団体を利用する場合もあり、複数のデータベースが存在することを認識しておく必要があります。

マイクロチップは国際標準規格に準拠しており、海外旅行や引っ越しの際にも使用可能です。海外ではペットパスポート制度と連携して、チップ情報が必須となる国もあります。

意外かもしれませんが、日本国内におけるマイクロチップの装着率はまだそれほど高くありません。2023年にMars Japanが発表したペットに関する調査によると、犬のマイクロチップ装着率は約39%にとどまっています(出典:Mars Japan 調査)。普及にはまだ課題が残されており、特に既に飼われている犬への装着は任意であるため、装着を検討していない飼い主も多いのが現状です。

 

3. マイクロチップのメリット

マイクロチップの最大の利点は、迷子や災害時に身元確認が可能になる点です。首輪や迷子札が外れてしまっても、チップは体内に埋め込まれているため、外れる心配がありません。

また、獣医師や保健所が持つ専用リーダーで読み取りができるため、保護された際には迅速に飼い主に連絡が届く可能性が高まります。特に災害や逃走の多い時期には、安心材料になります。

さらに、法的な身元証明にもなり、飼い主の責任感を後押しする役割もあります。マイクロチップの装着は「飼い主としての自覚と責任」を形にしたものであり、動物愛護の観点からも推奨されています。

加えて、ペット保険の加入条件や、ブリーダー・ペットショップでの販売時にも重要視されるケースが増えています。チップ番号は個体識別のため、迷子だけでなく盗難や所有権トラブルの際にも役立つ可能性があります。

4. マイクロチップのデメリットと注意点

リアルタイムで位置情報を追跡する機能はありません。これは多くの飼い主が誤解しがちなポイントです。

また、読み取り機を持つ施設でなければ情報を確認できないため、一般の人が見つけても連絡先がわからないという欠点もあります。

さらに、登録情報の変更(引っ越しや譲渡など)を忘れると、いざという時に連絡が取れないというリスクも。定期的に情報を確認・更新することが重要です。

施術は獣医師によって行われるため、安全性は高いですが、心配な方は事前に相談すると安心です。

5. QRコード付きスマート迷子札との併用がおすすめ

ここで特におすすめしたいのが、「QRコード付きスマート迷子札」との併用です。QRコードをスマホで読み取るだけで、ペットの名前や連絡先、健康情報まで簡単に表示できます。

この迷子札なら、誰でもすぐに情報を確認できるため、保護された際のスムーズな対応が期待できます。また、迷子札が取り外し可能なため、日常的に更新しやすく、見た目も可愛いデザインが多くなっています。

迷子札に個人情報を載せる必要がなく、もしもの時だけ連絡先を表示したりできる点がとても喜ばれています。

当サイトで取り扱っているので、ぜひご確認ください。

6. まとめ:愛犬の安全のために今できること

迷子は誰にでも起こり得るリスクです。大切なのは、いざという時に愛犬を守れる体制を整えておくこと。マイクロチップの装着と登録、そしてスマート迷子札の併用は、そのための現実的かつ効果的な手段です。

愛犬が迷子になったとき、「あの時備えておけばよかった」と後悔しないためにも、今できる準備を進めておきましょう。特に災害時の避難を考えると、迷子防止対策は命を守るための第一歩です。

私たちにできるのは、"愛犬の命を守るための選択"を一つひとつ積み重ねること。まだ導入していない方は、ぜひ一度検討してみてください。

7. 参考資料